2023-12-13

【ディヒトル】のエリーゼンレープクーヘン in アウグスブルク

エリーゼンレープクーヘン～Elisenlebkuchen～

こんにちは☆彡

この間、友人とバイエルン州のアウグスブルクのクリスマスマーケットへ行った際に、素敵なベーカリー＆パティスリーのお店を発見❕✨

お昼ごろから夜までの滞在予定だったので、気になる焼き菓子を買うのと同時に体を温めようとカフェへ入店しました☕

カウンターには3種類と控えめに菓子パンが並んでいましたが、日曜日以外は恐らくもっと菓子パンの品ぞろえは多いと思います🍞💡

その代わり、キレイに飾り付けられたボリューム満点なケーキは端から端までびっしりショーケースに並んでいます🍰❕❕

ご贈答用のチョコレート菓子も豊富で、それに並んでクリスマスを代表する焼き菓子の『シュトーレン』『フルーツパン』、お目当ての『エリーゼンレープクーヘン』もキレイに陳列されていました♬

今回購入したのはコチラ↓↓↓

【クルミのエリーゼンレープクーヘン】

～Walnusslebkuchen～

3,50€ （約60～70g）
とてもしっとりした食感
スパイスがしっかり利いている
個人的評価《〇》

とっっってもしっとりとしていました♬繁盛記に購入したので、もしかしたら焼かれてから日が経っていなかったのかもしれません👀

しかし、ちょっと気になったのは使用されていたスパイスの量。
なんだかカレーのような風味がしました(笑)
別の種類で『ジャンジャーカレー味のエリーゼンレープクーヘン』が販売されていたので、もしかしたらそちらと生地が混ざってしまったのかな‥💦

ナッツの風味と超しっとりとした食感が気に入ったので、次回機会があったらもう一度購入して、本来はカレーの味がしないのか検証してみたいと思います🍛(笑)

購入日： 2023年12月10日(日)

ー原材料＆栄養価 ※ドイツ語ー

-Walnuss Elisenlebkuchen mit Zartbitterschokolade Art. Nr.2371003-
・Zutaten: Walnüsse, Haselnüsse, Mandeln, Zucker, Hühnereiweiß, Orangeat (Orangenschalen, Glukose-Fruktose-Sirup, Zucker, Zitronensäure), Flüssigzuckersirup, Convertit (Invertzucker, Dextrose, Invertin, Johannisbrotkernmehl, Pektin, Zitronensäure), Zitronenraspeln, Zimt, Backtriebmittel (Ammoniumcarbonat E503 (Hirschhornsalz)), verschiedene Gewürze, Salz, Schokolade (Kakaobutter, Kakaobohnen, Emulgator: Lecithin (mit Soja), natürlicher Vanilleextrakt), Oblate (Weizenmehl, Kartoffelstärke), Spuren von anderen Schalenfrüchten können enthalten sein. Kakao: 65% mindestens

・Gewicht 60g, gekühlt bei 16-18°C, mindestens haltbar bis: 29.02.2024

・Durchschnittliche Nährwerte pro 100g
Energie 1448 kJ/389 kcal
Fett 21,8 g (-davon gesättigte FS 1,9 g)
Kohlenhydrate 30,5 g (-davon Zucker 26,9 g)
Eiweiß 7,62 g
Salz 0,13 g

【カフェベーカリー＆パティスリーディヒトル】

～Café dichtl～

1936年創業のディヒトルは、当時から既にお手製のプラリネが有名だったそうです🍫

1980年に一店舗目のカフェが開店し、1999年には二店舗目のカフェが開業☕

店内の写真📸

🎄クリスマス限定の商品🎅

営業時間：月～土曜日９～18時 / 日曜日・祝日 9時30分～18時
WEBサイト： https://dichtl.de/

クリスマス期間以外も通年日曜日は営業しているという事なので、素敵な午後を飾り付けに来店してみてはいかがでしょうか🥰❔

2023-12-12

🎄ドイツの伝統的なクリスマス菓子【レープクーヘン】🎅

エリーゼンレープクーヘン～Elisenlebkuchen～

こんにちは☆彡

ドイツではもう10月後半頃から、スーパーマーケットでクリスマス菓子が売られ始めます。

‥ハロウィーンの雰囲気を無視して(笑)

そんな中でも、今回はドイツに来てから病みつきになった、すごくお気に入りのクリスマス菓子について紹介します😋✨

わざわざニュンベルクまで足を運ばない限り、基本的にクリスマスの時期でしか購入できない『オブラートのレープクーヘン』。

何週間も日持ちがするので、買いだめすればクリスマス後もその味を楽しめるのがいいです♬

日本へのお土産によく買うのですが、家族からも友人からも100％好評です❕❕

クリスマス期間にドイツ旅行に来た方には、お値段は張りますが現地でせっかく手に入るチャンスなのでオススメします🥰

80代後半の祖母も大喜びでした💛

～『レープクーヘン』とは？～

---レープクーヘンは主に、2種類の生地に分類される---

・Lebkuchenteig (レープクーヘンタイク ※生地の仕上がりが固め)

・Lebkuchenmasse (レープクーヘンマッセ ※生地の仕上がりがゆるい)

ドイツのオクトーバーフェストやお祭りでは、よくハート形のデコレーションされた固い大きいクッキーを見かけます。シナモンなどのスパイスが効いた、独特な風味がし厚みがあります。このタイプのクッキーで、日本でも見かけることのあるヘクセンハウスは『レープクーヘンタイク』から作られます。

一方でナッツの風味が効き、しっとりと上品な味わいが楽しめる『オブラートのレープクーヘン』は、レープクーヘンマッセと呼ばれる生地から焼き上げられます。

主な材料は卵、砂糖、ナッツ類、レープクーヘン用のスパイスです。

但し、材料のナッツとして数え上げられるのはクルミ＆ヘーゼルナッツ＆アーモンドのみです。

写真のように形は、どれも円盤形です。土台となるオブラートはお店でも家庭でも既製品が利用されます。クリスマスの時期には、必ずどこのスーパーの棚でも見かけられるので、家でも手作りで焼くのをチャレンジできますね😉

主に使用されるレープクーヘン用のスパイスは、シナモン・コリアンダー・チョウジ・カルダモン・メース・ピメント・オレンジピール・レモンピールです。

業務用に既に混ぜられているものもありますが、丹精込めて生地を作っているお店は独自に配合しています。

～様々な『オブラートのレープクーヘン』の種類～

Oblaten-Lebkuchen (オブラートのレープクーヘン)
Feine Oblaten-Lebkuchen (上質なオブラートのレープクーヘン)
Feinste Oblaten-Lebkuchen / Elisenlebkuchen (より上質なオブラートのレープクーヘン / エリーゼンレープクーヘン)
Haselnuss-Lubkuchen (ヘーゼルナッツのレープクーヘン)
Wanlunn-Lebkuchen (クルミのレープクーヘン)
Mandel-Lebkuchen (アーモンドのレープクーヘン)
Weiße Lebkuchen (白いレープクーヘン)

それぞれの商品名を名付けて販売したい場合は、定められた既定の分量の材料の条件を満たさなければなりません。それぞれの規定を見てみましょう💡

～Oblaten-Lebkuchen【オブラートのレープクーヘン】～

生地の中に最低でも合計7％以上の植物由来のもの (※例えば、ピーナッツやココナッツ)、そのパーセントの割合の中の半分である3.5％かそれ以上が、木の実類 (※アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミ)であること。

～Feine Oblaten-Lebkuchen【上質なオブラートのレープクーヘン】～

生地に最低12,5％以上のクルミ＆ヘーゼルナッツ＆アーモンドのどれかの組み合わせが入っていること。

～Feinste Oblaten-Lebkuchen / Elisenlebkuchen～

【より上質なオブラートのレープクーヘン / エリーゼンレープクーヘン】

生地に最低25％以上のクルミ＆ヘーゼルナッツ＆アーモンドのどれかの組み合わせが入っていること。ピーナッツやココナッツなどの使用は認められない。更に、小麦類などの生地への配合が最高でも10％であること。

～Haselnuss-/ Walnuss-/ Mandel-Lebkuchen～
【ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンドのレープクーヘン】

最低20％以上の割合のヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンドの組み合わせか、そのうちの1種類または2種類のナッツの量が生地に対して使用されていること。

～Weiße Lebkuchen【白いレープクーヘン】～

全卵またはその量に値する卵製品、乳たんぱく質製品の1種類以上を15％以上生地に配合すること。小麦粉類とでんぷん類は、40％以上使用してはいけない。但し、ピーナッツなどの使用は可能。形は必ず四角形で、フィリングを混ぜたり砂糖衣などを表面に塗ってはいけない。

基本的なデコレーションは‥

スタンダードのエリーゼンレープクーヘンは生地は同じですが、デコレーションを変えて販売しています。よく見かけるのが、『Natur』『Glasur』『Shokolade』の３つ。

クルミやピスタチオなどの別の味のバージョンは、他のコーティングやトッピングが施されています。

『Natur』はカロリーをちょっと抑えたい、甘さ控えめなものを試したい方にお勧めです。但し、コーティングがされていない分乾燥が早いです💦

『Glasur』は、砂糖衣がかけられたもの。ちょっと表面がパリッとしています。

『Schokolade』は、みんなが大好きなチョコレートです。基本的にダークチョコレートがかけられていて、よりしっとり感を味わえます。

ちなみに、『gefüllt』とは‥👀❔

『gefüllt』とは、『フィリング入り』の事を指します。通常の生地にゴロゴロとナッツが入れられたり、キャラメルなどを入れて焼かれています。ボリュームもスタンダードな種類の物よりあり、ちょっと食べ応えがあります😄

～オブラートのレープクーヘンの歴史～

オブラートのレープクーヘンは、バイエルン州にあるニュンベルクという街で生まれました。『ニュンベルクのレープクーヘン』は1927年に商標登録されており、1996年にはヨーロッパ全土でも登録が認められています。

14世紀ごろのニュンベルクは、重要な貿易の拠点。アーモンド、ハチミツ、チョウジやカルダモンといったもの珍しいスパイスが輸入され始めました。

そんな14時世紀以降に『レーブツェルター Lebzelter』や『レープキュッヒナー Lebküchner』と名付けられた、レープクーヘン専門店が誕生。最初の専門店として認められたお店は1395年に正式登録され、初めは僧侶や修道女たちが固い生地のレープクーヘンのみを焼いていました。その後、様々なレシピを考案している間に生地が鉄板に張り付かないようにと、オブラートに似たものを生地の下に敷き焼いてみました。そして『エリーゼンレープクーヘン』が誕生。14世紀ごろにニュンベルクのお城で誕生したこの焼き菓子は、当初14人の従業員から考案されました。名前の由来は、当時の工場長の娘の名前『エリザベート』から名付けらたそうです。

1996年7月1日にEU全土でも商標登録が認められてから、上記で説明した材料の配合率による名前の振り分けが定められ、今では有名な焼き菓子へと名を広めています。

☆参考書類 ※ドイツ語☆

https://www.lebkuchen-schmidt.com/userdata/filegallery/original/62_nrnberger_lebkuchen.pdf

～レープクーヘンを買う時のポイント☆彡～

賞味期限の長いものを選ぶ
12月以降に買うのがオススメ！
穴が開いていない、しっかり密封された袋に包装されている物を選ぶ
大きめのタッパーを持参する

同じ商品でも、お店に並んでいる位置によっては賞味期限が異なったりします。

賞味期限が長いものほど、焼かれた期間が遅いということ。まだ中の生地がやわらかかったりします😄

繁盛期の12月以降ですと、お店で焼いてから日が浅いものが手に入りやすい❕

但し、クリスマス最後の週以降はお店側も生産を終わらせているのがほとんどですね～

また、ドイツの個人店ではコストや人件費を抑えるため、シーラーで完全密封を行っていないお店が多いです。簡単にテープで済ませたり、ビニタイで留めているケースがほとんどです。穴が開いている袋は衛生面でもおすすめできないほか、すでに店内で生地が乾燥している可能性があります👀❕❕

包装もチェックするのをおすすめします😃

「今日はエリーゼンレープクーヘン買うぞ❕❕」と、もう決めているなら大きめの軽いタッパーを持参するのもいいでしょう☆彡

せっかくの高級菓子ですので、電車の中などでつぶれていたらショック‥💧

カバンの中で焼き菓子がつぶれる心配がなく便利なので、私はクリスマスクッキーを買いに行くときも持参しています🎅♬

どのエリーゼンレープクーヘンがおすすめ👀❔

もちろん、今までいろんなお店の物を食べ比べしてきました😄

「砂糖が多すぎて甘い💦」というものや、「スパイスがすごく効いてる❕」という味や「しっとり感がすごい✨」と感動した一品にも出会いました。

お店の紹介や、味の感想は後日ちょこちょこ投稿していきます😃

購入する際に、是非参考にして頂けたら嬉しいです🌞

Lebkuchen selber machen - Rezept mit Tipps vom Profi — Backstübchen さん

2023-11-08

【2023年10月22日～26日】🥐国際製パン見本市『Ibaカップ』🥨

ドイツ・ベーカリー関連イベント

こんにちは🥐
日本代表＆ドイツチームの応援に10月24日(火)にメッセ会場に行ってきました♬

平日に行ったので来場者はそれほど多くはなく、色んなブースを快適に見て回ることができました☆彡

前回は書かなかったIbaカップについて、興味深かった企業の出展品、パン職人の世界大会などを今回は書いていきます✐

　Ibaカップは世界各国の企業の情報交換の場

2023-10-24

『ドイツのパン』と『日本のパン』の違い　　 ――なぜ色が黒いの？――

ドイツのパンについて

こんにちは☆
日本でも年々少しずつ広まってきているドイツパン。みなさんもデパ地下で期間限定のフェアで見かけることや、地元のパン屋さんがちょっとドイツパンを提供していて、見かけたことがあるはず。

近年ではオクトーバーフェストが日本でも各地で開催されるようになり、日常で少しドイツパンに触れる機会が多くなっていますね。
本格的な黒パンを食べたときに、みなさんもちょっと疑問に感じたはず。

『ドイツパンって、なんで酸っぱいんだ？』
『何でこんなに重いんだろう…。』
『どうやって食べれば良いんだろうか？』

私は日本に居るときからパン屋さん巡りが大好きです🍞本場のドイツでパン職人としてマイスターまで学んだ方のお店のパンを味わったり、東京にあるドイツパン専門店に足を運び食べ比べなどをしていました。もちろん日本で味わったドイツパンも美味しかったのですが、ここ本場では格段に食感も風味を違う！✨

ドイツのパンは主に白小麦の配合が多い日本のパンとは違い、ミネラル分や食物繊維が豊富です。更にライ麦の配合率が高いものは、少量でもお腹を満たしてくれるのでダイエットとしても最適です💖

少しパンについての知識がつけば、是非一度はドイツパンも試したくなりるはず
今回はちょっとした豆知識と共にお伝えしていきます💡

2023-10-13

【2023年10月末開催】🍞5年ぶりの国際製パン見本市『Iba カップ』🥖

ドイツ・ベーカリー関連イベント

－3年ごとに開催される国際製パン・製菓機材総合見本市『Ibaカップ』－

Ibaカップとは何？

3年に一度開催されるこのメッセ。各国から製パン・製菓などの製造に関わる企業がカテゴリーごとに分類されたブースで、自社の機材などを実演します。

製造機器だけでなく、粉の紹介やサンドイッチ作りにおけるデモンストレーション、パンやお菓子のラッピングの包材の紹介、店の販売ブースのデザインの展示、パン職人とパティシエの世界大会なども行っています。

通常であれば2021年に開催されていましたが、残念なことにコロナの影響により延期になっていました‥。

しかし、今年はコロナも落ち着き(？)開催されることに❕❕❕

待ってましたー🎉

特に楽しみにしていたのは、パンの世界大会🍞🥐🥖🔥

リーグ戦を勝ち抜いて、ここへたどり着いてきた各国のトップチーム達の雄姿をまた生で見れるのは本当に楽しみです♬

一日にまとめて競うのではなく、参加国は日付が割り当てられています。
日本チーム＆ドイツチームは、10月24日(火)に出場。

何が魅力的かって、飾りパン！
普段はパン屋さんに行ってもお目にかかれない、パン生地からできた繊細な作品は、見るものに感動を与えます。

更に製造中は、窓越しにて見学することができます。

普段は食べるように作ったパン生地を型などに入れて焼いているだけだけど、パン職人さんは手先が器用でこんなこともできるんですね～👀

日本との気候も違うし、生地をこねる機械の大きさも勢力も異なるし、粉の性質も違う。そこを臨機応変にどこでも作れるのが、職人技。

食べる専門で、あまり作ったりはしないので本当に尊敬します(笑)

開催期間と会場の場所は？

日時 2023年10月22日～26日
開催時間 9時30分～18時 (※最終日は17時まで)
開催場所 Messegelände München ※Googleマップに張り付けて検索すれば、表示されます。
料金当日券 : 48 Euro / オンラインでの前売り券 : 65Euro ※障碍者、その他割引などはホームページに詳しく記載されています。
ウェブサイト
日本語版
https://messe-muenchen.jp/expo/2023/iba/01.php

英語・ドイツ語版

https://www.iba-tradefair.com/

💻2023年度開催の、最新記事はコチラ↓↓↓

https://blog.hatena.ne.jp/Brot-Fresser/brot-fresser.hatenablog.com/edit?entry=6801883189053720454

🥐パンと滞在国ドイツにまつわるブログ🍻

～ドイツ＆日本で食べたものの記録簿✐～